サマーインターンシップには参加するべきか
はじめまして、株式会社ヴィジブルートの佐藤です。
2016年6月に創業、人事の採用領域におけるビジネスを行っています。
創業2年目、共同創業者の平川との交代執筆でヴィジブログを書いていきます。
さて、記念すべき初投稿は
2019年3月卒業予定の就活生にとってはホットな話題
「サマーインターンシップには参加するべきか」
結論、するべきです。
それは大企業かどうか、今興味がある業界かどうかに関わらずです。
サマーインターンに参加すること以上に、1日も早く就活を始めることを推奨します。
理由は「選択肢を網羅的に検討することができるから」
選択肢を網羅的に検討しない場合どうなるか、
記事は1年前のものですが、高い確率でこうなります。
日本国内の法人企業数は約380万社。
半数程度は個人事業主ですが、就活はその中から1社を選ぶ作業。
就労経験のない若者にとっては想像以上に泥臭く、時間のかかる作業です。
「いやいや、有名な就活ナビサイトや就職人気企業ランキングがその作業をある程度効率化してくれるから、2019年の3月の就活解禁からで私は大丈夫です!」
就活ナビサイトの掲載企業数は
・リクナビ2018 約28,000社
・マイナビ2018 約21,000社
この数値は
「それでも万単位の企業の中から1社を選ばなければならない」
「約98%の企業に対する検討機会が失われている」
という両面の意味をもっています。
また、就職人気企業ランキングは「過去に就活を経験した人達の最大公約数」だと言えます。「自分に個別最適化された一生の決断」をしたい人にとって、あらゆるものごとの変化のスピードが早くなり、価値観が多様化する社会で、最大公約数を当てにすることほど危険なことはありません。
当然、親が薦める企業、先輩が入りたかった企業、大学の同期が羨む企業は、必ずしも自分が幸せになれる選択肢ではないのです。
では、夏から就活を始めたAさんと、就活解禁のタイミングから始めたBさんにおける検討機会の決定的な差とは何か。
それは
・知名度がないだけの優良企業(例えばB2Bのビジネスを行っている企業)
・将来性豊かなベンチャー企業(未来の大企業になれる可能性を秘めた企業)
を検討できるかどうかです。
【Aさんの就活リスト】
大手・有名企業+知名度がないだけの優良企業+将来性豊かなベンチャー企業
【Bさんの就活リスト】
大手・有名企業のみ
就職氷河期を除き、典型的に就職失敗(入社後、早期退職したり、転職意思はあるものの生活水準を下げたくなく自我を押し殺して就労を継続したりする場合)となるケースは、Bさんのリストで就職人気企業ランキングの上位から順に就活を進めた場合に多く見られます。※理由は上述の通り、もちろん全員が失敗するわけではありません。
現時点の大手・有名企業は「これまで成功と努力を重ねてきた企業」と理解でき、魅力的な選択肢であることに疑いの余地はありません。一方で「今後も継続的に成長、成功し続けられるか」は誰にも分かりません。その点が他の選択肢と共通しており、今の事業規模が大きいかどうか、短期的に見て福利厚生などのリターンが大きいかどうかをそこまで重視しない場合、他の選択肢を検討しないことは単なる機会損失です。
この傾向は残念ながら、日本の難関大学に在籍している学生ほど顕著になります。
このご時世、大手・有名企業から複数の内定を獲得することはそれほど難しくない市況で、且つ就活期間が短い人でたった3ヵ月しかないため尚更です。※リクルートワークス研究所 大卒求人倍率調査(2018年卒)より
どれだけ時間があろうと、物理的に万単位の企業研究をこなすことはできませんが、より多くの業界研究や、多様な企業を研究することは、将来的に自ら出す結論に納得感を与えると考えます。
この記事を読まれた就活生の方、学問に恋愛に課外活動に忙しいことと思いますが、是非将来的に納得のいく決断をして、未来の就職先でおおいに活躍してください。孤独に就活を進めていくことが不安な方、専門家のアドバイスを効果的に活用してより良い結果を求めたい方、お気軽にご相談ください。
どこかで見かけたキャッチコピー
「良い会社に就職したね」は一瞬。
「楽しそうに仕事してるね」は一生。
初投稿から気合いが入り過ぎました。
これから肩の力を抜いて続けていきます、よろしくお付き合いくださいませ。