【就活への影響について】副業解禁①
佐藤です。
今日のお題は昨年末に話題になった「副業解禁」について。
これから就活を控える就活生の皆さん、他人事ではありませんよ。
Q:副業解禁で何が変わるのか
個人的に注目しているのは
- 評価制度、報酬のあり方の変化
- 働く場所の変化
この2つです。
Q:評価制度、報酬のあり方がどのように変わりそうか
今後、pay for performance(成果給)の考え方を採用する企業が増加すると予測します。
報酬の考え方として
- pay for performance(成果給)
- pay for time(時間給)
と主に2つあり、広く知られている通り、
日系企業の多くはpay for time(時間給)の考え方を採用してきました。
副業解禁により、1人が複数企業の仕事をすることができるようになると、企業側は「時間的にどれだけその業務に従事し、企業に貢献したのか」 という尺度で人材を評価し難くなるため「成果としてどれだけ企業に貢献したのか」という、現在の外資系企業に近い尺度を採用せざるを得なくなるだろうと考えます。
そもそも人材間の生産性に明確な差が付く現代では、1時間当たりの生産性を一律定数化して評価に反映させる考え方は、とっくに破綻していますよね。
Q:働く場所がどのように変わりそうか
間違いなくテレワークが増加すると予測します。
時間的に人材を拘束することが難しくなり、成果を評価する方向へシフトしていくと、
「社員をオフィスに出勤させること」は企業経営者にとっても単なるコスト(またはリスク)でしかなく、在宅型、または施設利用型ワークを容認せざるを得なくなるでしょう。
私も企業経営者の端くれとして、都心に自前の格好いいオフィスを構えたい欲求はあるものの、極めて土地代が高い現状と、その必要性を考えると優先順位がガクッと下がります…。
以上2つの変化はすぐに起きないまでも、向こう10年で明らかになってくると思います。その影響は今働いている我々はもちろん、今後社会に飛び出していく若い皆さんにとっては一層大きいでしょうね。
次回はこの続編を。