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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

志望動機をどう書くか(考え方)

佐藤です。

 

先日就活生からいただいた質問をテーマにしました。

志望動機って本当に難しいですよね。

あまり志望していない企業ならなおさら…。

 

Q:そもそも志望動機は重要か

個人的には全く重要視していません。

前職で面接を実施する時も、学生に一切聞きませんでした。

 

重要視しない理由は

・多くの志望動機は立て前に過ぎないから

につきます。

 

それでも根強く頻出になのは

志望動機の内容で採用確度(その人を採用できる確率)を推し量れる
という人事にとっての営業的要素と

出題することで企業研究を促すことができる
という説明に必要な工数削減や応募者の足切りなど、効率化を図る要素と
2つあるからです。


志望動機が理由でNGとされるのは
・優秀そうだけど採用できそうにない人
・企業研究が浅すぎる人

です。

 

Q:志望動機をどう書くか

書き方としては2つ

  1. 自己紹介的に自身の原体験や特性、気持ちなどと紐づけた書き方
  2. 他企業比較から、その企業の独自性を発見し、そこにどう魅力を感じるのか書く書き方

とあります。

 

Q:どちらが良いか

超大手企業(その業界のNo.1~No.3)を除き、

2.を強くお勧めします。

 

なぜなら

1.は「そもそも読み手にとってほとんど興味がない」から

2.は「採用確度が読み手に、より高いと感じてもらえる」から

です。

 

Q:なぜ2.はそのような効果があるのか

企業研究はもちろん、業界研究や、応募先企業にとっての競合他社分析ができていないと書けないからです。

 

上記作業には当然労力が必要で、その労力が言外から読み手に伝わることで

「熱心に当社のことを調べてくれたんだな…」

「熱心に調べてくれるだけ、ちゃんと志望してくれていそうだな」

と思われるわけです。 

 

ビジネス上の競合他社は、人事にとって採用上のライバルになることも多く、

企業間の違いがおさえられている学生に対しては、情報提供の道筋も描き易いため

「採用確度が高い」と思ってもらえもします。

 


いかに学生が有利な売り手市場とは言え、泥臭い事前準備なくして自身の納得のいく就活はあり得ません。頑張ってください!