【おススメ 企業選びの軸②】「報酬」
佐藤です。
今日のお題は「おススメ 企業選びの軸シリーズ」第二弾です。
企業選びの軸の設定は難しく、
2019年度卒就活生で夏のインターンシップから始めた人でも、
未だに迷っている方が多いですね。
Q:報酬という軸がなぜおススメなのか
2つおススメポイントがあります。
- 定量的な価値基準であり分かり易いこと(共通の尺度であること、目標が立て易いこと)
- 面接官に対して好感を与えることができること
です。
Q:定量的な価値基準であり分かり易いとはどういうことか
例えば
・市場価値を高められる企業
よりも
・30歳で年収1,000万円を獲得できる企業
とした方が、
「この学生は30歳で1,000万円に値するビジネスパーソンになろうとしているんだな」
と面接官に具体的イメージが伝わるだけでなく、
志望企業の選定にも効果的です(それを実現できない企業は志望先にならない)。
余談ですが、私が面接で
「企業選びの軸を教えてください」
と質問すると、
- 市場価値を高められる企業(※自己成長できる企業も同罪)
と答える学生が毎年大量発生します。
続けて私が
「市場価値って何ですか?」
「高い、低いってどういうことですか?」
質問すると、9割5分そこでフリーズしてしまいます。
耳障りは良いですが、そもそもフワッとした言葉なので、
説明がすごく難しいですよね…。
市場価値という言葉、飛びつきがちですが安易に使うのは大変危険です。
Q:なぜ面接官に好感を与えられるのか
文字通り、
「労働や仕事に対する対価」
という意味だからです。
給料、給与、収入、年収、初任給という類義語と比べて
「汗水垂らして働くことを前提として、お金を貰う姿勢である」
ことが伝わり、「心構えが良い」とプラス評価に繋がります。
この言葉、特に大ベテランの人事や先輩社員は大好きですよ。
Q:報酬という軸を使うと「何歳でいくら欲しいの?」と聞かれないか
その通り、100%聞かれます。
この際、具体的に考えてみましょう。
いくつか具体的な数値設定のために使えそうな資料を共有します。
① 全ビジネスパーソンの平均年収
厳密には違いますが、一昨年の調査結果では
422万円(性別、雇用形態問わず)
が平均値です。
<国税庁HP>平成28年 民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2016/pdf/001.pdf
1,000万円以上(ましてや30歳そこそこで)稼ぐことが
いかに大変なのかも調査結果から感じ取れるでしょう。
② 出身大学OB、OGの平均年収
データが少し古いのと
データのサンプルが「転職をしようとした方限定」ですが、
このサイトは視覚的にも分かり易いです。
「自分が何歳でいくら稼ぎたいのか」について
夢を描きながらも、実現可能性を踏まえて
考えを深めてくださいね。
【過去の関連投稿記事】
おススメ 企業選びの軸①