【リスクの顕在化②】大企業に就職するリスク
佐藤です。
お蔭様で引き合いが日に日に強まっており、
既に私の3月のスケジュールの空き時間が残10時間を切りました…。
体調管理力が問われる季節です。
今日のお題も引き続き「リスクの顕在化」です。
Q:大企業に就職することにもリスクはあるのか
個人的にはYESです。
私自身は、従業員数が1,000名以上の企業に
正社員として勤めた経験はありませんが、
高校時代、大学時代からの友人や、
社会人になってからの大企業勤めの友人も多く、情報には事欠きません。
最近はベンチャー勤務の友人よりも圧倒的に
大企業勤めの友人からの転職相談が多い状況です。
過去の記事でもその話に触れています
Q:大企業に就職するリスクとは何か
昨日の投稿に対比する構造で書くと
「自分のすぐ上が分厚い天井で塞がっていること」
です。
Q:自分のすぐ上が分厚い天井で塞がっていることがどうリスクなのか
2つ挙げられます。
- 「10年で1人前」、1人前認定される頃には転職できない状態になる
- 分厚い天井を押し上げるために “忖度スキル” が重要になる
これらは私の友人が皆、口を揃えて教えてくれた情報です。
Q:「10年で1人前」、1人前認定される頃には転職できない状態になるとは
ベンチャーと対比し、非常にベンチ層の厚い環境で、
日々それほど裁量の大きくない業務を繰り返し行うため、
基本動作は洗練されていきます。
基本動作の洗練された30代のビジネスパーソンは格好良いものの、一方で
・答のない問題
・進め方、やり方が確立されていない問題
に対する耐性、それに向き合った際のパフォーマンス
が著しく下がってしまいます。
また社内でしか通用しない
「昇進のための資格取得(他社へ持ち運べない知識、能力)」
に注力すると、社内評価と反比例する形で
市場からの評価が下がってしまいます。
こうして学生時代に
「将来は一緒に起業して大きなインパクトを残そう!」
と青臭い誓いを立て
「俺は大企業で修行してくる」
て意気込んでいた私の友人たちは皆
数年で軒並み牙を抜かれてしまいました…。
Q:分厚い天井を押し上げるために “忖度スキル” が重要になるとは
これは説明不要かも知れませんが、
トップダウンの組織で出世するためには不可欠なスキルです。
分厚い天井(上司、先輩)が自身の評価者である以上、
「顧客よりも優先して、まず上司の期待を満たさなければならない」
と自虐的に嘆く友人を目の当たりにしてきました。
「社内調整」や「根回し」、「コンセンサス」などと言えば聞こえは良いですが、
本質的な意味合いにおいては価値の高くないスキルです。
なんとなくリスクが顕在化されましたか?
続編としてそのリスクをどう解消するかも紹介しようと思います。