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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

【考察④】就活ルールの廃止について

佐藤です。

 

今年の夏は毎週末台風の脅威に曝されている気がします…。

被災地の一日も早い復興をお祈りします。

 

さて、“就活ルール廃止”の考察を続けましょう。

 

Q:就活ルール廃止は今の学生の動きにどう影響を与えるのか

前回の投稿で、「就活は前倒しになる」と推測し、その理由は

  1. 入社から半年前の内定式開催(10月)はおそらく固定
  2. 現採用市場の横綱:総合商社の採用活動期間もおそらく固定
  3. ベンチャー外資の内定出しが早まっても学部2年生の後期が限界
  4. 2.と3.の間で残りのほぼ全ての企業が採用活動をする

と説明しました。

 

それを画で表現すると、

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こうなります。

 

各矢印の番号は“上述の4つの理由の番号”

青い領域は“影響を与えそうな範囲”

 

を示しています。 

 

Q:①②はどう影響を与えるのか

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①と②はセットだと考えます。

①が楔となりそこから左方向(赤い矢印)へと、採用のバイイングパワーの強い総合商社から順に、採用活動のピークが並ぶようなイメージです。

 

今更ですが、この場合の採用のバイイングパワーは“社名の社会的認知度の高さ”と解釈してもらうとシンプルです。

※採用のバイイングパワーが強い ≠ 優良企業 という図式は大切です。

 

つまりこの時期は就活生の大半が選考に参加したい企業が採用活動を行うため、2人に1人程度の割合以上では就活を行っていると予測します。

 

Q:③はどう影響を与えるのか

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③の青い領域は「ベンチャー外資が選考と内定出しを前倒す限界」と予測した時期です。 この場合年明け早々から会社説明会などが始まる必要があります。

 

こうなると、現在赤い領域にいる「就活早期活動者(第一波)」の層が地滑りを起こす形で赤い矢印の方向へと流れ込みます。

 

その後この「就活早期活動者(第一波)」の中から内定獲得者が現れると、次の「就活早期活動者(第二波)」に対するインフルエンサーとなり、前へ前へと連鎖的に流れ込むようになります。こうして全体の山が前へと動くことになります。

 

④については次の投稿に持ち越します。