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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

【考察➄】就活ルールの廃止について

佐藤です。

 

東京は明らかに涼しく過ごし易くなってきました。

一方で気温差に負けないよう体調管理に気をつけたいところです。

 

さて、“就活ルール廃止”の考察を続けます。

 

Q:そもそも④はどういうことか

④2.と3.の間で残りのほぼ全ての企業が採用活動をする

とはどういうことか、まず

 

2.は、現時点の採用のバイイングパワーが極めて強い少数の企業群

3.は、ベンチャーと一部の外資系企業群

 

であり

3.の採用活動の開始が“就活市場のSTART”

2.の採用活動の終了が“就活市場のFINISH”

となります。

※一部の例外については、ここでは大局を考えたいため割愛します

 

2.と3.に該当しない企業群は、その間で採用活動を行わざるを得ません。

 

なぜなら

2.より早く動いても、市場に学生が参入しておらず

3.よりも遅く動いても、市場から学生が撤退してしまっている

からです。

 

先述の画に立ち返ると

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この画の④です。

 

つまり6月頃~翌年の6月頃までが活動期間となり、まさに

通年採用

になります。

※③のベンチャー外資も、②がある以上早期に活動終了することは難しいので通年採用です

 

Q:④はどう影響を与えるか

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この青い領域はどうなるのかというと、

アクティブな就活生数が緩やかに増えていき、常時全体の半数近くが動いているような形状になります。

 

なぜなら

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粗くこう考えると

第一象限(濃い青の層):早期から就活を始め、どんどん市場から撤退して数が純減していく

第二象限(ピンクの層):①早期に就活を始めるが後半戦まで就活を継続し続ける人(こちらは30%程度)と、②後期に就活を始め短い期間しか市場にいない人(こちらは70%程度)が含まれる

第三象限(オレンジの層):①早期に就活を始めるが後半戦まで就活を継続し続ける人(こちらは30%程度)と、②後期に就活を始め短い期間しか市場にいない人(こちらは70%程度)が含まれる

第四象限(薄い青の層):早期から就活を始め内定を獲得、しかし意思決定は先延ばしにして省エネ就活を続けていく

 

第一~第四象限の合算なので

就活早期:第一と第四の全部+第二と第三の①

就活中期:第一の一部+第二と第三と過半数+第四の全部(第四は省エネ活動化)

就活後期:第二と第三と第四の全部(第四は省エネ活動化)

と予測し、

アクティブな就活生数が緩やかに増えていき、常時全体の半数近くが動いているような形状になると考えました。

 

Q:就活ルール廃止のbeforeとafterは

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このような感じに変化すると考えます。