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2020年新卒版 面接官が嫌いな学生からの逆質問ランキング-特別賞-

佐藤です。

 

このブログ史上最大のアクセスを記録したこの“逆質問ランキング”。

間違いなく上位入賞したはずなのに、なぜか記事執筆中には思い出せなかった質問がふと蘇ったので特別賞として紹介します。 

 

Q:<前提>質疑応答の時間を与えられた場合、何を質問すれば良いか

自分にとって必要なこと、聞きたいことを自由に、遠慮せずに聞いてください。 

質疑応答はクチコミやネット上で収集した情報の真偽を確かめる上でも極めて重要な機会です。 

そろそろ嫌われそうですが、大切なことなので。

 

Q:面接官が嫌いな学生からの逆質問ランキング 第1位は

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面接官が嫌いな質問特別賞

 

この質問を特別賞とします!

 

Q:なぜ嫌いなのか

ぶっちゃけ「そんなこと誰にも分からないから」です。

 

間違いなく、この質問を受けた面接官は一律で「それが分かれば苦労していない」と思っています。それでも「分からない」と答えてしまうと、「この人本当にプロフェッショナル?」「普段何も考えずに仕事をしているのかな?」などと質問をくれた就活生ににネガティブなイメージを持たれてしまうので頑張って答えています。

 

Q:頑張って答えてくれるのであれば、結果、問題ないのでは

質問者の期待に沿う、丁度良い答は返ってきません。

特に変化の激しい成長産業ほどその傾向が強くなります。

※何か答が返ってくればそれで良いという場合を除き

 

なぜなら、頑張って答えるとは

  • 回答者が想像できる範囲の中で、間違いなくこうなるであろうという保守的回答
  • 誰にも正解は分からないので、とにかく大風呂敷を拡げて未来を語る無責任回答

のどちらかしかないからです。

前者は面白味に欠け、後者は現実味に欠けます。

 

Q:それでもこの質問をどうしてもしたい!

質問をぶつける相手が社長の場合だけ効果的だと思います。

 

社長の場合、上記の様にこの質問に対する回答の仕方が2つに分岐することを念頭に置くと、今後の経営方針が“オフェンシブ”なのか“ディフェンシブ”なのか浮き彫りになるでしょう。

 

保守的回答 ⇒ ディフェンシブ経営

無責任回答 ⇒ オフェンシブ経営

 

という感じです。

 

保守的回答なのか無責任回答なのか見抜くことが就活生には難しいかも知れませんが、

  • 保守的回答は、就活生でも目にすることができそうな情報ソースに基づいて、来年や再来年のことに言及する回答。
  • 無責任回答は、とにかく熱くてビジョナリーで、その社長の直感的意見満載の論理的整合性度外視の回答。

とでも理解してしてください。

 

<余談>筆者の過去の経験

私が前職に転職する際、何も考えずに好奇心のまま似たような質問を最終面接で社長(今だに敬愛する社長です、間違いなくその社長はこのことを覚えていらっしゃらないでしょうが笑)にしてしまいました。

 

それは

「これまでご自身で創ったこの企業を順調に、且つ急成長させてきていらっしゃいますが、どれくらいまで先のことを見通して事業戦略を考えているのですか?またはどのように目標設定をして事業経営をされているのですか?私も将来独立起業を夢見ているので是非参考にさせて頂きたいです!」

みたいなことで、我ながら「それなりに真っ当で、且つ相手に対して気持ちよく、意欲的に聞こえる質問」だなと笑

 

その時の回答は

「あなたがその夢を実現させようと思うなら、今すぐに、その世の中に溢れる“安易な逆算”に似た考え方を捨てるべきだ。」

と言われました。

 

ハンマーで頭を殴られたような感覚があり、「間違いなく落ちたな」と思ったと同時に「オファーが貰えたら入社したい」と意志が固まったことを今でも鮮明に覚えています。