就職活動2.0(新卒エージェントの選び方③)
佐藤です。
先回に続き、主に21卒の就活生向けのエントリーを続けます。
Q:盲点の窓の分析を担える新卒エージェントはどのような特徴があるのか
盲点の窓の他己分析を正しく行うためには
① 就活生が抵抗なく自己開示/をしたり悩みを相談できること
② フィードバックが的確であること(就活生の腑に落ちる説明ができる)
どちらの条件も満たす必要があります。
実は①を満たす(満たしそうな)新卒エージェントはたくさんありますが、②を満たす新卒エージェントはほとんどありません(今まであまり聞いたことがありません)。
Q:①を満たすかどうかの見抜き方
確実ではないものの、それなりの精度で確認する術は
新卒エージェントにとって都合の悪い質問に対して誠実に回答してくれるかどうか
かなと思います。
<新卒エージェントにとって都合の悪い質問例>
- 御社はどのように収益を出しているのですか?
- 御社の勧める企業を就職先として選択した会員の割合はどの程度ですか?
- 他の新卒エージェントと比較して何がどのように違うのですか?
これらの質問に対して曖昧な回答だったり、「なぜそんなことが気になるの?」と質問で返されたりした場合はすぐにエージェントを変えましょう。
Q:②を満たすかどうかの見抜き方
フィードバックが的確かどうか、腑に落ちる説明ができるかどうか、については
- キャリアアドバイザーの論理思考力が高い
- キャリアアドバイザーの説明能力が高い
- キャリアアドバイザーのコミュニケーション能力が高い
という能力面で判断したいところですが、就活生には難しいはずなので、
- キャリアアドバイザーの学歴がそれなりに高いこと
- キャリアアドバイザーの経歴が明らかでなんらかの実績を残してきていること
- キャリアアドバイザーが接してきた人の数が多いこと
一旦この条件をクリアしているかどうかを基準としてみてください。
さらに余裕があれば実際に会って、以下のネガティブチェックをします。
- 「就活ってそういうもの」と、専門家面をするが納得のいく理由を述べられない
- 就活生の力量や経験、準備不足しか指摘することができない
- アドバイスが常に精神論(根性論)で分かり難い
- アドバイスが宗教的で、そのアドバイザーの価値観を押し付けられる感覚がある
チェックが付かないエージェントは“当たり”です。