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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

【警鐘】就職活動の在り方を考えるべき時

佐藤です。

 

弊社の利用者の中での内定獲得者数が増えてきたように感じます。

そして既に、現在2年生の方の問い合わせも増えてきました。

 

怒涛の変化の真っただ中で、

最近は本当に面白い記事が多いので、

投稿のし甲斐があるのも事実です。

 

今日のお題も警鐘シリーズ。

メッセージの宛先は今の2年生の皆さんですが

現在就活中の方にも是非考えてもらいたいテーマです。

 

Q:この記事から何を感じるか

www.businessinsider.jp

 

論調として

  • 企業がインターンシップを実質的に採用目的で利用しているために、学生の負担が増えている
  • 就活格差に翻弄される学生の状況を変えることが先決だ

とありますが、

  • 企業側の視点で見れば「合理的に採用活動しているに過ぎない」
  • 学生側の視点で見れば「格差に翻弄されるかどうかは個々人の問題」

だと感じます。

 

言われて久しいと思いつつ、最早

新卒一括採用システムはとっくに破綻しているのに

それを無理矢理延命させているが故に困る人が続出している

ことを再認識させられました。

 

また別の観点では

就活において「学生が保護されるべき立場である」という考えは理解に苦しみます。

 

Q:経団連の採用指針に対してどう感じるか

学生に与えられた学問を追求する権利、自由を大人が侵害しないこと

就活の時期を大人が大人の事情で決めないこと

は同義に近い気がするのですが、

採用指針は上段が強調され、下段を見落としている気がします。

 

本来就活は「個々がいつでも自由に行う活動」であるはずです。

 

ちなみに経団連に加盟している企業会員数は1360社ですが、

国内の事業会社を約250万社とすると、

全体の0.05%に過ぎない企業だけで創ったルール

ここまで大きな注目を集める現象を起こしていることに違和感を感じます。

 

Q:就活生はどうすれば良いか

「いい会社に就職したね」は一瞬。「楽しそうに働いているね」は一生。これに早く気が付くことです。※他社の素晴らしいキャッチを拝借しました

 

つまり、大手企業以外にも魅力的な選択肢がいくらでもあることに、いかに早く気が付けるかで状況は一変します。

 

先日も気の毒な就活生に出会い

「自分のやりたいことをするのはもちろん大事ですが、その前に親が求めているハードル(その企業の名がどれほど世間に通っているのか)をいかに満たすかを重要視しています。」

と言われたので、

「あなたは何のために就活をしているのですか?」

と思わず聞いてしまいました…。

 

Q:佐藤からの提言

就活生の皆さんは「企業の“学歴フィルタ”」を問題視していますが、

そのことに疑問を感じる人ほど「自身の“大企業フィルタ”、“知名度フィルタ”」について

よく考えてみてください。

 

問題の本質は、就活の時期や期間、採用の手法、学歴フィルタなどではなく、

自身の視野の狭さ、先入観や思い込み、周囲への同質化傾向そのものだと思います。