Visiblog

次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

内定辞退について<怒投稿①>

佐藤です。

 

久し振りに「顔を覆いたくなる記事」に出会ってしまったので、内定辞退について書きます。

 

それはこの記事です(少し前のものですが)。

business.nikkei.com

 

Q:なぜ顔を覆いたくなったのか

  • タイトルと内容のギャップの大きさ
  • 冒頭に登場する人事のレベルの低さ
  • 現場感のない“的を外した”アドバイスの数々

です。

  

Q:内定辞退についてどう思うか(学生目線)

自分の人生が掛かっています、必要に応じて誠実に内定辞退しましょう

でも、可能な限り「内定承諾後の辞退」は避けてください。

 

やむを得ず辞退する時には内定先企業が

  • 自身を高く評価してくれた事実に対する感謝の気持ち
  • 内定辞退をすることで期待を裏切る結果になってしまったことへの謝罪の気持ち
  • 自身の選考に対してかけた労力、時間、お金の存在
  • 自身が内定を辞退したことによる影響(追加費用をかけ新たに学生を集めて選考しなければならない)

をどうか忘れないでください。

 

社会というものは意外と狭いもので、内定辞退先企業に対する不誠実な対応は身を亡ぼすことに繋がります。

 

Q:内定辞退についてどう思うか(人事目線)

腹立たしい気持ちに対して理解を示しつつ、採用担当者としては内定を出すまでの選考プロセス上(コミュニケーション)で「その学生の内定承諾確率(辞退確率と言い換えても良い)をいかに正確に把握し続けた上でコミュニケーションが取れるか」が勝負だと思っています。

 

「いかに内定を辞退させないか」について考える前に、

・そもそも内定承諾確率の低い学生を選考通過させない、内定を与えないこと<人物ジャッジスキル>

・その学生が意思決定において必要としている情報を正しく、網羅的に提供すること<プレゼンテーションスキル>

の重要性と自社の課題を再認識し、一定の内定辞退率と現実的な選考通過率を織り込んだ採用活動計画を立てて実行することが大切です。

 

筆者の経験上、

売り手市場において内定辞退率を下げることは至難の業

なので、「いかに内定を辞退させないか」を考えることはナンセンスだと言わざるを得ません(何も手を打たなくて良いということではないものの)。

 

次回以降はこの記事の内容に斬り込みたいと思います。