業界研究恐るるに足りず
佐藤です。
今日のお題は業界研究について。
Q:業界研究は何をゴールにすれば良いか
大雑把に、その業界が
「誰に」、「何をしている」のか自分の言葉で説明ができる状態
になればOKです。
あらゆる業界を網羅するように、この状態を作ることが当面の目標でしょう。
感覚的ですが
「世界地図を眺める」
イメージで俯瞰的に捉えることが大切です。
Q:「誰に」、「何をしている」のか自分の言葉で説明ができるとは
例えば、コンサルティング業界であれば
「誰に」
事業会社(または官公庁)に対して
「何をしている」
コンサルティングレポートを作成して、経営課題の解決策を提示する
この粒度で説明ができればひとまずOKです。
Q:対象範囲の大きな業界の場合はどうすれば良いか
例えば
- 金融業界
- IT業界
こうした業界は難しいですが、もう一段階因数分解することでアプローチできます。
金融業界なら
などなど
IT業界なら
などなど
この程度の粒度までくると「誰に」「何をしている」のか説明可能ですね。
Q:業界研究から企業研究へどう接続していけば良いか
業界研究を
「誰に」「何をしている」のかを説明できるようになることと置くと
企業研究は
「誰に」「何をしている」のかをより具体的に説明できるようになること
です。
Q:より具体的に説明できるようになるとは
先のコンサルティング業界の事例で、私の前職を対象にやってみると
「誰に」
日本国内の大手、準大手金融機関(または取引所、一部外資金融)の、収益部門(特にディーリング、トレーディング業務を行う部門)に対して
「何をしている」
収益最大化を実現するためのシステム(トレーディングシステム、リスクマネジメントシステム)を、最上流のコンサルティングからシステム開発、運用保守までを一貫して提供している
となります。
この状態で、
同業他社との違い(その企業独自の競争優位性など)
について補足説明できるようになると理想的です。
【業界研究のための参考URL】
少し古いですが、このサイトはポップで読み易いと思いますよ。