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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

将来、企業経営者になりたい若者へ①

佐藤です。

 

創業して僅か1年半、今扱うテーマとしては重過ぎるとも感じつつ、

今だからこそ書ける内容があると考え筆を執ります。

 

大した内容にならなくとも、将来企業経営者を目指す若者にとって、

何かのきっかけ、参考になれば幸いです。

 

Q:もともと経営者になりたかったのか

いいえ。

大学4年生まで本気で音楽を飯のタネとしていくつもりでした。

 

中学2年生の時に出会った音楽(バンド活動)は、私の世界観を拡げ、人間関係を豊かにし、創造すること・再現することの難しさを教えてくれました。高校時代に付き合った女の子の影響でプロを目指すことを決め(笑)、プロダクションに所属し、大金を費やして必死に練習して、大きなステージに立つこともありました。しかし、世の中は甘くなく、絶望的な才能差を感じるライバルの存在や、横たわる理屈とは程遠い力学、何よりも力のない自分に屈してプロの道を諦めることになりました。

 

自分を貫くというのは、至難の業だと痛感しました。

 

Q:なぜ経営者を目指すことにしたのか

父や、魅力的な先輩方から多大な影響を受けたことが一番の理由です。

 

父は35年前に日本屈指のSIerから独立・起業し、今までずっとITビジネスを継続しています。

子どもの頃は決して貧しくはなかったものの、裕福でもありませんでした。

何度か経験した父の会社の危機では、従業員への給与支払いを優先し父が真っ先に自分達の役員報酬を止めた影響で、自宅のお風呂の水を何日もかえられなかったり、母が泣きながら「ご飯のおかずが少なくてごめんね」と謝る日々。「俺がお父さんとお母さんを助けなくちゃ!」と鼻息を荒くしていたことを鮮明に覚えています。

 

後継ぎという選択肢が幼少期からあったことと、そうした父の姿を誇りに思う気持ちが今の自分に繋がっている気がします。

 

他方、魅力的な先輩方とは大学時代以降に出会った、一回り近い年齢差のある方々で、今でも可愛がってもらっています。中には上場企業の創業メンバーや、現役員の方もいらっしゃり、共通点は桁違いの金銭感覚と豪快さ、聡明さ、ハングリー精神、メッセージ力、言葉で表現し難い “引力” のようなもの、なによりも佇まいとしての格好良さ、潔さを備えた人物だということです。彼らの「なにひとつ諦めずに人生を楽しんでいる姿」に強烈な憧れを抱いたと同時に、「負けたくない」というある意味矛盾した気持ちが心の底で沸き立った感覚が、今の自分を形作っているとも思います。

 

Q:企業経営者の端くれとなって今どう思うか

楽しいのひと言です。

 

もちろん大変ではあるものの、

・尊敬する仲間と少数精鋭で頑張れること

・企業の枠を飛び越えて様々な方々と働けること

・ちょっとずつ、自分たちのビジネスが大きくなっていると感じられること

・毎日のように予期せぬ事態に陥り、悪戦苦闘すること

・毎日のように知的好奇心がくすぐられる瞬間があること

これらはサラリーマン時代には味わえなかったことです。

 

何もかもを自分たちで考え、決めて、実行し、結果が出てまた考えてというサイクルは想像を超えたレベルで自身を鍛えてくれます。

 

Q:目指す理想の企業経営者とは

前職の社長です。

言い換えると「プレイヤーとしても一流であること」を最優先に精進する考えです。 

 

私はマネジメントが得意ではありません。

おそらく一生不得意なままでしょう。

現に、共同創業者の平川には逆立ちしても適いません(笑)

 

一方で、新卒採用の専門家としては既に一定水準以上のレベルにあり、近い将来必ず第一人者として認識されるべく自己研鑽を重ね必死に駆け抜けたいと思います。

 

自社のコアコンピタンスと称する部分に対して、内外ともに第一人者として認識され価値を発揮し続けることが私の本文であり、その結果周囲(後輩、部下など)がついてきてくれるのではないかと信じています。

 

Q:企業経営者を目指す若者へ一言

企業経営者の在り方は、 年々多様になってきていると思います。

そして起業するハードルやリスクも年々小さくなってきていると思います。

 

是非、学生の頃からどんどんチャレンジして下さい。

また、こうあるべきという決めつけから脱皮し、自由な発想と正しい努力で社会に対して価値発揮してください。

 

私も私なりの理想を追い掛けて、仲間と描く理想郷を現実のものとしたいと思います。