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エントリーシートの採点はAIが担う時代へ

佐藤です。

 

今回は就活というよりも採用側に近いお話。

以下の記事から、人事の採用担当者、または弊社含めた人材系企業は色々と考える必要がありそうです。

 

www.bloomberg.co.jp

 

Q:エントリーシートって本当に全部読んでるの?

私は読んでました。

それこそ毎年数千枚単位で採点していました。

 

人気企業の多くはとても自社内だけで捌けないので、

エントリーシートの採点だけをアウトソースすることも珍しくありません。

 

Q:エントリーシートの内容で本当に差が付くの?

就活生の想像以上にはっきりとコントラストがつきます。

思考力や構造化の力、言語化の力、語彙力、基本知識、周辺知識の差が明らかになります。私は字体や書き方にも興味があるタイプなので手書きの方が好きですが、

wordで作成されていても、白黒をつけること自体は経験の浅い人事でも可能です。 

 

Q:この記事の何がすごいの?

エントリーシートの添削が自動化されます。

既にソフトバンクは自社でそれを可能にしていますが、近い将来一般的になるでしょう。なぜならエントリーシートの添削に時間が掛かると、選考のリードタイムが長いせいで優秀な人財の獲得競争に負けてしまうからです。

 

つまり、その点を強みとしている採用担当者や、人材系企業は苦しい立場に立たされることになります。

 

Q:結局エントリーシートは「選考会場で手書き」に回帰しそう?

自然言語処理テキストマイニングの技術は驚くべきスピードで進化していると思います。ここに画像処理の技術が加わると手書きのエントリーシートでさえも添削可能です。しかし裏返して考えるとエントリーシートの自動生成アプリ」ができるとも言え、それを皆が使うと求職者間の差がなくなることになります。

 

ひょっとするとエントリーシートは評価不能となり、就活から姿を消すかも知れません。

 

それどころかVR/AR/MR、空間認識技術、画像処理、音声処理、自然言語処理テキストマイニングデータマイニング)…各技術を複合することは容易ではないとしても、面接官がAIになるのはほぼ確実ですね…。

代替されない専門性を身につける重要性が身に染みて感じられます。