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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

「私の就活軸は“人(先輩社員、同僚)”」はなぜ嫌われるのか。

佐藤です。

 

今日のお題は“嫌われる就活軸シリーズ”の第三弾です。

 

Q:なぜ人(先輩社員、同僚)を軸にすると嫌われるのか

網羅的に検討・評価できない “変数” だからです。

「不確かで曖昧な項目を重要な意思決定の要素とする人」が目の前に居た場合、人事担当者がその人の意思決定能力をどう評価するか考えてみてください。

 

「企業とは人である」という言葉通り、企業というのは人の集合体を指しており、

入れ物である箱やその看板を指すわけではありません。

 

なのでそこで働く人財に対する評価をすること自体は、

その企業を評価することと同義に近いため、考え方として正しいと思います。

 

しかし、

  • 就活中、選考中に出会える、話が聞ける社員は最大でも1社あたり5名程度
  • 魅力を感じ、影響を受けたその先輩社員がその企業を退職する可能性がある
  • 就職後に彼らと同じ部署に配属され苦楽をともにできる可能性は高くない

この視点を忘れてはいけません。

 

Q:少数とは言え、5名会い、総じて魅力を感じれば十分ではないか

十分ではありません。

 

中小企業庁の定義では大企業は従業員数が1000名以上の企業を指します。

例えば大企業の選考中に5名会って話を聞き、魅力を感じたとすると

5名/1000名=0.5%

となります。

 

確率的に見ても、スマホゲームのガチャでレアキャラが当たる確率よりも低い!」

ことが明らかです。

中小、ベンチャー企業は分母がより小さくなるので、確率が大企業よりは高くなり易いということは否定できませんが、とは言え限定的だと言えるでしょう。

 

Q:就活生の前に現れる社員はその企業のエースなのか

はい、その通りです。

人事によって厳選されていて、皆さん優秀且つ魅力的な人物ばかりです。

 

出会った社員が魅力的に見えなかった場合、その企業は選択肢から姿を消しますが、

「志望度の高い企業間で人財で比較をすること」は、就活生にはできません。

 

Q:パレートの法則とは何か

マーケティングなどに用いられる経済学の理論です。

20:80の法則とも言われます。

 

興味がある方はご自身で詳しく調べてみて欲しいのですが、

どんな企業、組織においても優秀な人が2割、そうでない人が8割

と仮説を立てて企業研究を進めて、大きく外さないと思います。

 

つまり

どんな企業でも一定数の優秀な人財は必ず居て

その人が人事により恣意的に選ばれて皆さんの前に登場する

のです。

 

 

就活って難しいですよね…。

 

【ご参考:関連投稿】 

第一弾の記事

visibruit.hatenablog.com

 

第二弾の記事

visibruit.hatenablog.com