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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

なぜ、この仕事をしたいのか ー「さとり世代」の若者への期待とエールー

こんにちは、平川です。久しぶりの投稿です💦

 

先日、中央大学の法学部の授業の一コマで講演をさせていただきました。

自分のキャリアを振り返って何を伝えようかと頭の整理をしていく過程で、
なぜ僕が、学生の就活に関わる今の仕事をしているのかがハッキリわかりました。

 

僕は、今の世代の若者に、とても期待をしているんです。

 

「今の世代の若者」と言うのは、いわゆる「さとり世代」のこと。

「さとり世代」というのは、
詳しくはWilipediaに譲りますが(さとり世代 - Wikipedia

現実はばら色じゃないんだ、高望みしてもダメなんだ。と言うことを知っている世代です。
日本の成長は相対的には右肩下がり、このままじゃ世界の他の国にどんどん追い越され、置いていかれる国なんだと言うことを当たり前に感じている世代です。

 

一方で我々以上の世代と言うのは、バブルが崩壊して久しいとは言うものの心のどこかで、
「日本はやっぱりすごいんだ」
「バブルで転んじゃったけど、立ち上がればまた世界一になれるんだ」
「他の国がマネしてくるからいけないんだ」
と思っている世代で、その証拠に日本人が世界で活躍しているテレビ番組を見るのが大好きです。

 

ところが、
バブル崩壊後の日本の状況をあくまで「客観的に」見ると、残念ながら現状分析としては、悟り世代の方がより正しいと言わざるを得ない。

 


さて、ここからが言いたいこと。

 


経済が右肩上がりの時代、もしくは、右肩上がりだと信じている世代にとって、最も堅実な成長戦略は、「みんなと同じことをすること」です。
みんなと同じことをすれば、右肩上がりのトレンドに乗れるからです。
トレンドを外れてベンチャーに行ったり起業したりする人は、あくまで異端児・リスクを顧みない冒険者であったわけです。

 

一方で経済が右肩下がりの時代だということを知っている世代の成長戦略は、これとは逆になります。
みんなと同じことをしていれば、共倒れになるだけだからです。

全体が右肩下がりの社会で堅実に成長したければ、合理的に考えると「みんなと違うこと」をするしかない。
大部分の人と同じ選択をしていれば幸せになれる社会ではないのです。

 

「磐石な船と沈みかかった船とでは危機回避策が真逆になる」という当たり前のことですが、
結果として現状を「悟った」数多くの若者たちが船から飛び降りて、周りに流されず、自らの手で自らの舟をこぎ出だすことが、社会全体に浮力を生み出し、
うねりを作ってあたらしい成長の波風を起こすことを、
期待してやみません。

 

一人でも多くの学生が、

就活という荒波に対して、

自分の頭・手・足を使って、

周りに流されず、

自分なりの決断ができるように、

微力ながら、引続き応援させて頂きます。

 

今後とも、よろしくお願いいたします!