【就活生の親閲覧注意!!】就活における親の意見にどう向き合うか
佐藤です。
今日のお題は、就活生全員にとって広く大切なことです。
Q:親の意見に従うべきか
自分の人生なので、自分で決めることをお勧めします。
誰かに決めてもらうと、将来何かあった時に踏ん張れなくなります。
Q:親の意見にどう向き合うべきか
自分をここまで育ててくれた(愛してくれた、様々な角度で投資してくれた)親の意見を正面から受け止め、「ちゃんと検討する」それで十分だと思います。
就活の状況を都度共有し、親の意見の検討結果について報告する(親に対して自分の就活を視える化する)ことで、安心させられます。
「うちの親は放任だから」と高を括っていると、意思決定時に
「そんな企業に就職することは許さん、やり直せ!」
と就活リセットを余儀なく事態になりかねません。
※大袈裟ではなく、実際にこうした人を何人も見てきました…。
面倒くさがらずに予め筋を通しておきましょう。
Q:親が入社を勧める企業は果たして本当に良い企業なのか
親が経営者、人事経験者、人材業界出身者でない限り、
親の世代にとっては良い企業かも知れない
その程度です。
なんとなく社会人経験が長いというだけで、親の発言から必要以上の影響を受ける学生が多いですが
- 親の就活時にリクナビはなかった(1996年リクナビスタート、今のアラフィフ世代はまだ電話帳を使って就活をしていた)
- 親は自分が勤めたことがある企業のことしか分からない(取引先のことは担当者のこと以外ほとんど知らない)
これが実情で、就活における親の視野は極めて限定的です。
スマホがある現代においては、得られる情報量が桁違いに多いため、一瞬で皆さんの方が親を追い越すことになります。
Q:他に過大評価が禁物なこととは何か
有名企業、大手企業です。
まず
- ごく僅かの例外を除き、最初から大企業であった会社など存在しない
ということを認識しましょう。どこも最初は小さなビジネスから始まるのです。
それから
- 今の大企業は過去の成功体験の積分値が大きい
- 過去成功してきた ≠ これからも成功し続ける
と、併せて理解してください。
今の皆さんから見たベンチャー企業は、皆さんが就活生の親になる頃の有名企業、大手企業かも知れません。
【ご参考】企業の時価総額ランキングの変化
時価総額上位企業(1992年と2016年) / グローバルでは大きな変化、日本は同じ顔ぶれ - ファイナンシャルスター
日本がイノベーションという意味で世界の後塵を拝していることと、
およそ20年で、ビジネスの世界はまるで別物になるということが良く分かると思います。
親が生きてきた時代と、これから皆さんが生きていく時代の前提条件は全然違います。自身の手で、足で、頭で、ちゃんと就職先を見定めてください。