エントリーシートを書くための基本動作(ガクチカ編)
佐藤です。
私が面談している学生の中にも次々と内定獲得者が増えてきました。
市場の動きを感じます。
さて、今日のお題は昨日に引き続きエントリーシートについて。
Q:ガクチカを書く上でまずやるべきこととは何か
※ガクチカ:学生時代に最も力を入れて取り組んだこと
以下4つの中から題材を決めることです。
他に心当たりがある方はそれでも良いと思います。
Q:学生時代はどこまで有効範囲か
できるだけ大学生時代(遡っても高校時代まで)の話と解釈してください。
あまりに過去の話だと、エピソードの賞味期限切れで
「昔は頑張ったみたいだけど、今は頑張っていない人なのかな」
と思われ、減点対象になりかねません。
Q:ネタがありません、どうすれば良いですか
以下を参考に、再度ネタ探しをしてください。
その前に、まずネタがないという人は
- ネタはあるのに気づいていない
- 本当にネタがない
に分かれますが、経験上1.が圧倒的に多いです。
その原因はまず
「他の人と相対比較できる材料がなく、自分の経験に自信が持てない」
これだと思います。
以下のキーワードを参考に、今一度自身の経験を見つめてみてください。
<どれかに当てはまれば十分ネタになる!>
- 学業:GPA2.5以上、講義出席率90%、給付型奨学金獲得、ゼミ長、学会発表経験有、半年以上の留学経験
- 部活動/サークル活動:幹部の役割経験有、学外の大会での実績あり、3年継続
- アルバイト:リーダー経験有、年収100万円程度、複数のバイトを両立、3年継続
- その他課外活動:1年以上のなんらかの経験
※上記各キーワードの単独クリアはできないが、80%達成のものが複数ある場合もOK
※本当に何も頑張っていない人はごめんなさい、諦めてください…。
Q:人事はガクチカから何を評価しているのか
会ったことがない人に文章で説明する力があるのかという点はもちろん
その人の価値観や「その人の“力を入れた”とする基準」を推し量っています。
特にハードワークが求められる企業や業務の難易度の高い企業はその点を注視します。
Q:ガクチカを書く時の注意点はあるか
半ばお約束になっている文末の
「私はこの経験から〇〇〇〇〇〇を学びました。」というフレーズは要りません。
意外に感じる人もいるでしょうが、その理由は設問で問われていないからです。
もちろん設問が
「学生時代に最も力を入れて頑張ったことと、そこから何を学んだかについて書け」
となっていたら話は別ですが、
後半の記述がなければただの字数の無駄遣いです。
以上です。
ESの嵐が間もなく吹き荒れます、できるだけ早く着手しましょう。