学歴フィルターは存在するのか?
佐藤です。
今日のお題は就活生が気になる話題。
みん就やtwitterでまことしやかに語られる都市伝説です。
Q:学歴フィルターは存在するのか
存在します。
正しく言えば、
学歴を選考基準としている企業とそうでない企業がある
ということです。
Q:学歴を選考基準としている企業の特徴とは
以下2つのどちらかに該当する企業は可能性が高いです。
- 業務に高い論理思考力が求められる
- 就職希望者数に対して採用人数が極めて少ない
プチQ:業務に高い論理思考力が求められるとなぜ学歴フィルターを用いたくなるのか
学歴と論理思考力に相関性が高いと考えられているからです。
名門大学に通っている=論理思考力が高い
という図式ですね。
プチQ:就職希望者数に対して採用人数が極めて少ないとなぜ学歴フィルターを用いたくなるのか
確率論の考え方に基づいています。
名門大学=優秀な人が多い(人事にとって優秀な人に出会う確率が高い)
という図式ですね。
企業の人事担当者は、限られたリソース(ヒト・モノ・カネ・ジカン)で
「その企業の理想に近い優秀な学生を、目標の数入社させる」
ことをミッションとしているので、できる限り効率的に選考をしたがります。
優秀の定義に触れると議論が紛糾するので、ここは
優秀=何かひとつのことを長期間継続して努力でき、結果を出すことができる
としておきましょう。
私は学歴至上主義者ではありませんが、
学生の本文である学業について小さい頃から努力をして、その結果、名門大学に入った人はそれだけでも十分に評価に値する
という考え方には賛成です。
Q:学歴を選考基準としていない企業の特徴とは
以下2つのどちらかに該当する企業は可能性が高いです。
- 業務に高い「思考の柔軟性」が求められる
- 新卒採用に対して非常に力を入れている
プチQ:業務に高い「思考の柔軟性」が求められるとなぜ学歴フィルターが必要ないのか
学歴と思考の柔軟性に相関性があまりないと考えられているからです。
名門大学に通っている ≠ 思考の柔軟性が高い
という図式ですね。
プチQ:新卒採用に対して非常に力を入れているとなぜ学歴フィルターが必要ないのか
その企業の人事担当者も確率論の考え方は当然知っています。が
名門大学卒 ≠ 優秀
という図式を尊重し、例え効率が悪くなったとしても、
できるだけ多くの就職希望者に直接会って、お互いを知ることを大事にします。
これは理想的だけど、現実はそう甘くないよ…
という人事担当者の心の叫びが聞こえてきそうです。
【余談】
Q:思考の柔軟性って何?
- 思考の出発点が与えられていなかったり、前提条件が整理されていない問題
または
- 今まで誰も解いたことがない問題
を解くために必要な思考力です。
これができる人は
- 自ら思考の出発点を創出する
- 自ら前提条件を整理する
- 自ら解くためのプロセスを構築する
- 自ら解を導き、どのようにその解を導いたのか他者に説明する
こうしたことができます。
思考の柔軟性が高い人は
- 学生時代に起業を経験している
- 学生時代にサークルを創った
- 学生時代に企業から協賛金を獲得した
- 学生時代にアルバイトでオープニングスタッフを経験した
- 学生時代にアルバイトで店舗責任者を経験した
- 卒論や修論のテーマを自ら決めて、論文を書き上げた
こうした経験のある人が多いです。