【リスクの顕在化①】ベンチャー企業に就職するリスク
佐藤です。
ついに新卒採用市場の活動ピークに突入し、
だんだんブログ更新が遅れ始めました…危機です。
今日のお題は「リスクの顕在化」です。
Q:ベンチャー企業に就職することはリスクなのか
個人的にはNOです。
私は
と少なくとも4つのベンチャーを経験しています。
起業の部分を除き
2.と3.は「各業界No.1」まで最短で駆け上がった企業でした。
※どちらも当時の「東証一部上場最速記録ホルダー」です
もちろん
「入った会社がたまたま良かっただけでしょ」
という意見を否定する気はありませんが、
私の周りのベンチャー就職者で、
大失敗しているケースをひとつも知りません。
Q:ベンチャー企業に就職するリスクとは何か
上述の通り、私はそもそもネガティブな考えを持っていないのですが、
唯一、友人や後輩とも共有できた「葛藤」はありました。
それは
「自分自身がすぐに出世できてしまうこと」
です。
Q:自身がすぐに出世できてしまうことがなぜリスクなのか
実感を伴い2つ挙げられます。
- あらゆる基本動作が我流になってしまう
- 視座が低いと自身の競争相手は自身しか居ないように感じてしまう
自らを棚に上げて続けますが、これらは
「ベンチャーに就職する優秀な若者」
がもれなくぶつかる非常に大きな壁です。
Q:あらゆる基本動作が我流になってしまうとは
①新人の面倒見が良くなく、
②採用した優秀な人材のサバイバル能力に任せて放置する
そうしたベンチャー企業では、
メールの書き方から打ち合わせの進め方など
何もかもをお手本なしでこなしていくため、
(お手本があってもあまり参考にならない)
基本動作が我流になってしまいます。
こういうベンチャー企業は先陣を切って
「若いうちから裁量の大きな仕事を任せていくよ」
と謳うので注意が必要です。
裁量の大きな仕事を任せることと
新人の育成をきっちりすることは
両立していなければなりません。
ベンチャー企業でも
- 経営層含め社員の層が分厚いか
- ちゃんと指導してくれるタイプの先輩達か
- 社外の人との業務上の関りが多い仕事か(社外のお手本も見られるか)
という見極めが必要なのです。
Q:視座が低いと自身の競争相手は自身しか居ないように感じてしまうとは
そもそも採用人数が多くない場合、良くも悪くも
「同期間の競争」
は発生し難くなります。
またすぐに出世する(できてしまう)ので、視座を高くしないと
「自分よりも大分年齢が上で、同じ役職かそれ以下の先輩」
に対するリスペクトを失ってしまいます。
もちろん経営層に刺激を求めることはできますが、無駄に評価が高いと
「あいつなら大丈夫、なんとかするだろう」
というイメージが先行し、ちゃんと向き合ってもらえません。
そうなると「自分で自分を鍛える」以外に成長の方法がなくなってしまうので
早い段階(入社2~3年目)で“伸び悩み”を経験することになります。
なんとなくリスクが顕在化されましたか?
続編としてそのリスクをどう解消するかも紹介しようと思います。