【学生からの質問に答えてみる③】学生時代にやっておくと良いことはありますか?
佐藤です。
就活解禁して一日が経過しました。
就活生からのカウンセリング希望、友人紹介が殺到しており、
息つく暇もありません。
今日のお題は、少しでもこうした質問が減るように願って取り上げます。
※選考先に対して本当に聞きたい場合は気にせず聞きましょう!
Q:この質問はなぜナンセンスなのか
2つの意味でナンセンスです。
- 学生が狙う「意欲があるな」という評価には繋がらない
- 企業によらず答がほぼひとつに決まっている
いずれも例外はありますが、このことを認識しておきましょう。
人事によってはこの質問が出るだけで
「全然準備していないな…」
と減点対象にする人も居るので要注意です。
Q:なぜ「意欲があるな」という評価に繋がらないのか
ざっと
- 意欲がなくても言えるから
- 皆が同じことを言うから
- 入社意欲を評価していないから
こんな感じで納得してもらえると思います。
Q:なぜ企業によらず答がほぼひとつに決まっているのか
大抵の場合
「入社後(内定者時)から研修があるので、それをちゃんと頑張ってください」
「学生のうちにしかできないのは“学生生活を謳歌すること”ですよ」
と言われます。
ご時世的に
入社前からガッツリとストレッチさせられそう…
と学生に思われるのは、
企業にとって大きなリスクになってきているので、
こうした当たり障りのない答に収束するのです(事実でもありますが…)。
就活生側から見た場合、こうした“テンプレ的回答”をされても
“回答者の見極め”には何の役にも立たないですし、
“その企業の評価材料”にもなり得ませんよね…。
Q:佐藤ならどう答えるのか
ずばり「コミュニティづくり」です。
同級生の横の繋がりを大事にしてください、というよりも
「自分よりもかなり年上で、メンターのような存在となる人とのネットワーク」
を作った上で社会に飛び出してください、というメッセージです。
なぜならビジネスパーソンのコミュニティは就活生が想像する以上に狭く、
思っている以上に閉鎖的な環境で仕事をすることになるからです。
そうなると
- 持論(自分自身)を評価する客観的尺度が持てない
- 違う視点で意見交換できる相手、場がない
という事態に陥ります。
この2つは自分自身を成長させる(業務のPDCAサイクルを回す)上でクリティカルな要素であり、それが欠けることはビジネスパーソンとしての“停滞”を意味します。
社会出ると「社外の上司的(兄貴・姉貴分的)な先輩との接点」が持ち難くなります。“若気の至り”という免罪符を最大限利用し、魅力的な、年齢が一回り上ぐらいの先輩と一人でも多く繋がってください。
この問いの答を欲している人へ、
何かの参考になればと言う思いで書いてみました。