説明会や選考を無断でキャンセルすること
佐藤です。
3月下旬となり、体感的にも間違いなく昨年以上のペースで
就活市場が動いています。
日を追う毎に
・説明会や面接の当日キャンセル
が目立つようになってきており、
集客に苦しむ人事担当者は対応に追われています。
今日のお題はそれに関連して。
少し説教くさいですが、ビジネスパーソンとしての基本になるので、
是非押さえておいてください。
Q:説明会や選考の無断キャンセルは何がいけないのか
企業側にコスト面で不要なダメージを与えているからです。
就活生の立場で考えると、仕方のない場合ももちろんあります。
が、「キャンセルします」と一言、連絡は入れるべきです。
Q:企業側に与えるコスト面のダメージとは
率直に言ってしまえば
・採用関係者の時間(説明会や選考の運営などに関わる当時者)
・キャンセル対応のために掛かる時間
・機会損失(その時間で別の候補者と会えたかも知れない、別の仕事ができたなど)
です。
選考プロセスが先に進めば進むほどそうしたダメージは大きくなります。
お作法として、「どんなに遅くても前日までにキャンセルすること」を
基本動作とするべきです。
Q:そのダメージを定量的に表せるか
例えば、
・都心の企業
・二次面接(一次面接と最終面接の間を取って)
を例に考えると、
<主なコスト>
・都内会議室の1時間の利用料
・受付スタッフの人件費
・面接官(年収1000万の部門長クラス)の人件費
で最低でも約3万円前後掛かっています。
実際はその時間、会議室を別の目的で使用できたり、
面接担当者が売り上げを上げるために時間を使えたりするので、
それ以上のダメージになります。
何気なくする無断キャンセルはこうした影響を与えてしまいます。
仮にこれが数十名単位になったら…と考えてみてください。
多少イメージが湧いたでしょうか。
Q:就活生側にリスクはあるか
自身のそれまでの提出書類が
「無断キャンセル者フォルダ」
に振り分けられ一定期間保存されることになります。
それをリスクとするかどうかは個々人の判断ですが、
社会は意外と狭いと感じることは誰にでもあることです。