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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

ブラック企業とホワイト企業の見分け方はあるか?

佐藤です。

 

今日のテーマは先ほど就活生から受けたばかりの質問。

毎年この時期と、就活ナビサイト解禁のタイミングで特に多いです。

 

結論から言ってしまうと

「ない」

ですが、ブラック企業に就職しないためには

「自ら選考プロセス中(入社前)に疑問を全て解消する」

という、ごく当たり前の行動を徹底することです。

 

ブラック企業とは何か

一般的に

長時間労働が横行し、労働に対して見合う報酬を社員に支払わず、パワハラやセクハラ、謎の精神論がまかり通っていて、社員を使い捨てにし年中大量採用をしているヤバい企業」

だとされていますが、

私は

「企業と求職者間の “情報の非対称性” がある程度まで解消されないまま就職(採用)することにより、入社後、社員側が不利益に感じるような現象が多発する企業、またはその状態についてなんらかの批判をされている企業」

だと考えます。

 

「本当にヤバい企業」がないとは言いませんが、

出会ったとしても、以下の項目を確認することで間違いなく気が付きます。

就活生が不安に思うほど真っ黒な社会ではありません。

 

入社前確認項目

心配な方は以下を入社前に必ず確認してください。

 

<確認項目> ← 情報の非対称性が解消され難い点

  • 評価制度と報酬の算定方法について納得感があるか
  • 残業が自分の許容範囲内であるかどうか
  • 社員の定着率はどの程度か、業界平均と比較してどう見えるか
  • 新卒/中途採用の目標数はどのように設定しているのか
  • 質問に対する回答者は、上記に対してどのように感じているか

 

就活生側からすると、他にも “企業に遠慮して聞けないような質問” があるかも知れませんが、タブーを気にして間違った選択をするくらいならはっきりさせた方が賢明です。

(※むしろタブーがある企業に就職することこそリスクではないですか?)

 

真っ当な企業、人事は「待ってました!」と回答してくれます。

しかし、曖昧な回答に終始したり、回答を避けるようなコミュニケーションがその場で発生した場合、入社後もその状態は継続すると考えて慎重にその企業を評価しましょう。

 

なぜ情報の非対称性がある程度まで解消されない場合があるのか

それは

・求職者側の怠慢により就活が雑で、正しく情報収集、企業研究できていなかった

・企業側が開示すべき情報を隠蔽していた、または虚偽の情報を伝えていた

のどちらか、あるいはどちらもの場合です。

 

経験上、就職後「うちの会社ブラックです…」と言う人物は、大抵雑な就活をしてしまっています。企業側の理由はさておき、求職者(就活生)の努力によってリスクはグッと小さくなるはずです。口コミを鵜呑みにせず、自分自身で泥臭く情報収集、企業研究、意思決定をすることが一番の予防策だと言えるでしょう。