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【安定志向②】安定志向のキャリア戦略あれこれ

こんにちは、平川です。

 

前回から引き続きのテーマ、『安定志向』

 

前回は、安定志向(=将来の経済的安定を求めること)は当たり前のことだけど、

そのためにどんなキャリアを歩むべきか考えてみましょう!

って話でした。

 

つまり、

安定志向の戦略ったっていろいろあるわけで、それを3つくらい挙げて検証してみようというのが本稿のテーマです。

 

それではさっそく!

 

【戦略A(本命!)】

将来の経済的安定=将来的に安定していそうな大企業に入社すること

 

これが一般的な、「安定志向」のイメージかもしれません。

「終身雇用の大企業に就職して、定年までの安定的な収入および退職金を確保する」

という戦略です。

 

この戦略の長所は、

「頑張って大企業に就職しさえすれば、能力や実力が仮に伸び悩んだとしても、それなりにしっかりやっていればクビになることはなさそうだから、収入的には安定するだろう」

という感じ。

(※これを読んだら大手企業にお勤めの方は怒るでしょう。実際はそんな甘いもんじゃないのですが、一般的にそう捉えられている、という意味で書きます。)

 

逆にこの戦略の最大のリスクは、

大企業とはいえ、40年間安定して存続している企業をどうやって探すのか?

 

これは思いのほか、難易度の高い芸当です。というかタイムマシンでもない限りまず無理!

 

だって、40年ですよ!!?(年金受給開始や定年が後ろにズレると下手したら50年!)

 

10年じゃだめでしょう。

30年でもまだ足りない、50代半ばで路頭に迷うわけにはいかないから。

だから40年。。

あえて企業名で実例を示すまでもなく、これはどだい、無理な注文です。

 

なのでこの戦略Aは、僕に言わせればややギャンブル。

手に入れたい将来の安定を、(自分の手ではどうにもならないかもしれない)会社という舟に託してしまうからです。

 

そこで、自分の命運を会社に委ねない、対抗馬の戦略Bを紹介します。

 

【戦略B(対抗)】 

将来の安定=会社に依存せずにお金を稼げるようなスキルや実力を身に着けること

 

若いうちはハードワークしてでも、会社に依存しない「実力」「スキル」を身に着けたい、

と考えるどちらかというとベンチャー志向の強い方の考え方です。

 

いうまでもなくこの戦略の長所は、自身の経済的安定を、ある特定の会社に紐づけない点です。

 

逆にこの戦略の最大の短所(リスク)は、

①お金を稼げるほどの実力やスキルが得られない、

または、

②身に着けたスキルが(将来的に)世の中で必要とされない、

ことです。

 

今まで野球未経験の人が大学からプロ野球選手を目指しても①になりそうだし、

火縄銃の点火についてのスキルを身に着けても多分②でしょうよ。。

(おそろしくニッチな需要を取り込む、という発想はありですが)

 

したがってこの戦略Bを取るなら、

どんなスキルや実力を身に着けるべきか?

自分にそれは可能なのか?

という点をよくよく見極めることが重要です。

 

 

 

さてさて、

  

最後にもう一つの安定志向戦略を紹介しましょう。

大穴です。

 

まず

戦略A・Bともに、見落としているリスクがあります。

 

それは、

 

貨幣価値が暴落したらどうするのか?

(例えば円の価値が暴落して、コーヒー一杯100万円、みたいな世界になってしまったら?)

もしくは世界規模での食糧難の時代が訪れたら?

つまりは、

ゲームだファッションだネットだ、そんなことはどうでもいいから食い物くれ!

みたいな世界が訪れたらどうしよう?

というリスク。

 

まるでSFのように感じるかもしれませんが、

国債残高の膨張/国際情勢/人口爆発/温暖化・異常気象

などを考えても、

ありえないことだとは言い切れません。

 

そこで、先日出会った大学時代の友人が実践するもう一つの戦略がこれです

 

【安定志向戦略C(大穴)】

将来の安定=お金に依存しない生活を身に着ける

 

お金の支出は極力抑えて、

食料は自分で耕す!家は自分で作る!なんなら服も作る!

早い話が、自給自足に近いような生活を実践していました。

 

恐るべし友人!!!!

 

 

この場合のリスクは、なんでしょうか?

 

それは

お金という価値の貯蔵に頼らないため、

自分が働けなくなったらどうすんの?

 

ということでしょうね。

 

 

 

いかがでしょう?

 

一口に安定志向といっても、いろんな考え方があるということを、

わかって頂けましたか?

そして、どの戦略をとっても、短所(リスク)があり得るということ、

安定志向って、そんなに単純ではないわけです。

是非、自分なりの【安定の戦略】を、考えてみてください。

就活は、それ(自分の将来戦略)を考えるいいタイミングだと思います。

 

 

 

次回は、

じゃぁ結局のところ、安定志向ってどう考えればいいのか?

そして、就活例えば面接の場において、

安定志向はどうやって説明すればいいのか/よくないのか?

という点について、まとめてみたいと思います。

 

 

追伸:

ちなみに、先ほどの戦略C(自給自足)を選んだ友人に、リスクについても聞いてみました。

「いつかお前が体壊したり年取ったりで働けなくなっちゃったらどないするんや?」

友人の答えはこうです。

「そうなるまでに、お互いが信頼して何かあったら助け合って生きていけるようなコミュニティをあらかじめ作っておく」

 

(・ェ・。)ナルホドネ

 

読者の方々は、どう思いますか?

 

 

今日の結論:

安定志向と言っても、考え方はいろいろ

自分なりの、【安定の戦略】を、就活を機に考えてみてはいかが?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。