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次世代リクルーティングマーケットの創造に挑戦する2人が書くブログ

「あなたらしさを表現してください!」というESの質問項目、出題者の意図は何か?

佐藤です。

 

今回のお題も毎年就活生を悩ませるテーマ。

 

結論は

「入社意欲の高さ(忠誠心)を量っている」

です。

 

こうしたオープンクエスチョンには

正解がない

さらに今回は

手掛かりすらない

ため、回答者側により負荷が掛かります。

 

特に入社意欲の高い企業からのお題であるほど

・その企業の「求める人物像」とは何か

・どうすれば他の学生(応募者)と差別化できるか

と、逆算や戦略が必要になり、就活生は頭を使います。

 

つまりそれでもアウトプットを出す学生はその時点で

「入社意欲の高さ」

が一定評価されるわけです。

 

しかし、真の出題者の意図は別にあります。

 

Q:真の出題者の意図とは

ずばり

まだ見ぬ合格者の採用確率を高めたい

ということです。

 

<考え方>

① 自社のエントリーシート(ES)作成にとにかく時間を割かせる

② その分その学生の就活時間が削られる(=選択肢が狭まる)

③ ライバルが減りその学生を採用できる確率が高くなる(もちろん合格者のみ)


なのでこのお題が出された場合、

アウトプットの品質(完成までにどれだけ時間が掛かっているか含む)

が重要な評価ポイントになります。

(「他の企業への選考対策を犠牲にしてでも御社に入りたいです」というあなたの忠誠心が伝わるかどうか)

 

一方で注意が必要なのは、仮に

「このES制作に100時間割いた」としても合格になるかどうかは別問題

ということです…。

 

Q:このお題を出されたらどう対処するか

筆者の個人的意見としては

よっぽど行きたいと思う企業からこのお題を出されない限り華麗にスルーする

という判断がベストだと思っています。 

 

個人的には市場の歪みだとも感じますが、

「どれだけ目の前の企業に忠誠を尽くしても生殺与奪の権利は相手にある」

この厳然たる事実を踏まえ、就活生側も複数の選択肢を同時に進めるべきでしょう。