「私の就活軸は“社会貢献”」はなぜ嫌われるのか。
佐藤です。
今日のお題は“嫌われる就活軸シリーズ”の第四弾です。
Q:なぜ社会貢献を軸にすると嫌われるのか
このままでは軸になっていないからです。
※“自己成長”と同じケースです
Q:社会に貢献していない企業はあるか
ありません。
※少なくとも私は知りません
Q:それでも社会貢献というキーワードで考えたい!どうすれば良い?
以下2つのアプローチがあります。
- 社会と貢献について具体的に定義し、それにより企業を絞り込む
- 社会貢献性という言い方に変え、その大小で企業を絞り込む
Q:1.の社会と貢献について具体的に定義するとは?
まず「社会貢献が軸です。」と言われた面接官の頭の中は、
「社会って誰のこと?貢献って何をすること?」
となっているので、それに予め答を用意しておく必要があります。
社会についての整理の仕方
まず「社会」よりも狭義の単位で
- 企業を対象とする
- 個人消費者を対象とする
1.と2.のどちらに軸足を置くのか決めましょう。
※ちなみに「国や国民を対象とする」ことも選択肢としてあり得ますが、それは官僚や政治家になりたい人の軸ですね。
※1.と2.のどちらもという選択肢もあり得ますが、両方やれる企業はさらに限定的なので、軸としては厳しいものになります。
1.か2.か決められれば、それをさらに狭義の単位へと考えを深めます。
(ex:企業って誰?個人消費者って誰?という問いを投げかけるという意味)
貢献についての整理の仕方
最低でも「貢献」よりも狭義の単位で
- 人という観点で支援する → 人材業界、教育業界
- 物という観点で支援する → メーカー
- 金という観点で支援する → 金融業界
- 知恵という観点で支援する → コンサル業界
- サービスという観点で支援する → インフラ、サービス業界
- 空間という観点で支援する → ディベロッパー、ゼネコン
1.~6.のどれに軸足を置くのかは決めておきましょう。(複数選択も可)
ここまでできれば「どう支援するのか」という点について考えを進められます。
Q:2.の社会貢献性という言い方に変えるとは?
社会貢献とは文字通り「社会に対して貢献する行為そのもの」を指しますが、社会貢献性ということで「社会に対する貢献する単位、度合い」を指すことになります。
つまり
「社会に貢献していることは前提であり、その大きさが一定以上大きいと自分で感じるかどうかが問題なのです」
と面接官に対して「他の学生と比べ一歩先まで考えている」とアピールできます。
しかし、
「社会貢献性をどう測っているの?」
「どの程度で大きいと評価していて、なぜそう思うの?」
という問いに対する答を用意しなければなりません。
社会貢献という言葉は聞こえが良いですし、使い勝手も良いので飛びつきがちですが、
上記のことに気を付けて準備を進めてくださいね。
【ご参考:関連投稿】
第一弾の記事
第二弾の記事
第三弾の記事